Torquato Tasso (1544-1595)
da Rime
Se la saetta, Amor, ch’al lato manco
M’impiaga in guisa ch’io languisco a morte,
Fosse dolce così com’ella è forte,
Direi - Pungi, signor, il molle fianco:
Ché di pregare e di seguir m’ha stanco 5
Mentre fugge costei per vie distorte! -
Ma temo, oimé, che per malvagia sorte
Ella non pèra, or ch’io son frale e manco.
Deh! goda, prego, al dilettoso male,
E tinta in soavissima dolcezza 10
Sia la ferita e quel dorato strale.
A me quanto è di grave e di mortale:
Da mille gioie a lei; se pur disprezza
Gioir l’alma gentil di piaga eguale.
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トルクアート・タッソ(1544-1595)
『詩華集』 から
愛神よ、私のみすぼらしい肉体を
傷つけ、死に至らしめるほど衰えさせるその矢が
力強いほどに甘美でもあるのなら
言いたい、あなたよ、柔らかな腹を刺しておくれと。
乞い求めることにも追いすがることにも疲れたのだ
このひとが曲がりくねる道を逃げるものだから!
だが恐れているのだ、おお、意地の悪い運命のおかげで
私は衰えているのにかのひとはやつれないのではないかと。
ああ! かのひとを悦ばせたまえ、愉楽に満ちた悪事のなかで
傷であれあの黄金の矢であれ、
そしていと甘美なる至福に染め上げるのだ。
かたや私には重く命取りになるものを、
かたやかのひとには幾千もの愉楽を与えよ。たとえ
高貴な魂が同じ傷を愉しむのを望まないとしても。
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