process
 
 
 
はためいていた
 
駆け抜ける強度に
ばたばたと
人の倒れていくのにも似た音がしていた
 
背骨は前のめりに突き刺さり
 
砂塵をいくら浴びても
自らの色に洗われるばかりだ
揺るぎない
青
 
いまはもうない
 
どこへちぎれとんだとしても
かわらず 揺るぎない
空だ