はじめに ---公開にあたっての補足 ・本作の初演は'02 9/14-15に計四回、都内某大学構内において行われた。 ・このデータは初演台本(第二版)に 稽古のなかで変更のあった点などを採用したり、 諸々の箇所を削除または書き加え、注を施したものである。 ・本作は戯曲ではなくあくまで台本である。文学的な体裁はとっていない。 上演にあたっての必要最低限のメモのようなものでしかない。 ・本作は非常に狭い空間での上演を目的として書かれている。 (参考までに初演時のことを記すと、 まずプレイルームのような、横に長くすこし大きな部屋を想像していただきたい。 そこへ、部屋の壁に沿って三方に椅子を並べる。舞台を囲むかたちである。 客席とそれぞれの壁のあいだには人ひとり通れるほどのスペースがある。 また舞台から客席の裏へ抜けられるように、出はけ口が四箇所、 舞台面を横に長いものとして、上手と下手のそれぞれ前と奥にある。 下手奥には最初から最後まで机がひとつ置かれている。) ・初演時の演技スペースは"客席以外の部分"というだけで、 役者は袖に下がっても演技をし続けている。 あるいは演技をしていないという演技をしている。↓ 夏の日、きみはきっと遠くで眠る HTML版(57.4KB)