〈問い/跳躍〉の先で、ぼくらはどこにいるのか(続々)
 
 
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(承前)

洛陽 そう思うと、第二期に誰が入るのか、興味深いと
 ころですね。
原口 そうですね。
洛陽 誰が入るんですか?
原口 知りませんよ(笑)
洛陽 いままでこそこそと同人になりませんか と声を
 かけてきたわけですが、これからもそうなのですか?
原口 公募しちゃってもいいでしょう。で、一緒にやり
 たいと思えなければ、お断りする、と(笑)
洛陽 ああ、理想的だ。敵つくりまくりで(笑)
原口 投稿欄でも設置しますかね。外部との接触点とし
 て。
洛陽 投稿欄作りたい気持ちとつくりたくない気持ちが
 半々でね。
原口 下手をすると関係にとりまかれそうですからね。
 何で私の作品はとりあげてくれないの? とか、ある
 いは逆にとりあげたことを変に歪んだかたちで捉えら
 れると困りますからね。ただ面白いからとりあげたん
 だ、というだけの場所としてやっていけるといいなあ。
洛陽 ああ そうか。いま原口くんが言ったのは掲示板
 じゃなく、投稿欄なのね。投稿掲示板じゃなく ね。
原口 そうそう、メールフォームをつくるなりして、そ
 うやって投稿作品を痙攣MLに流して。同人の誰かひ
 とりがこれはいいな、面白いな、とりあげたいなと思
 ったものをとりあげる、とか。そのなかで、ぼくらが
 一緒にやりたいと思える人も見つかったりするんじゃ
 ないですか。
  すごく尊大な態度ではありますが。
洛陽 ぼくはそのスタイルでいきたいとかなり前に提示
 して 原口くんに断られた(笑)
原口 え、うそ(笑)
洛陽 じゃなかったっけ?
原口 ぼくは賛成したはずですよ。
洛陽 あ、そっか。まあ、いいか。
  できればね、同人持ちまわりでやりたいんだよね。
 今回は誰が読みますよ。とね。
原口 そうすると撰者としての責任を負わなければなら
 なくなりますね(対内・対外両方に向けての説明責任)。
洛陽 いや、撰者とか堅苦しく考えるからいかんのだよ。
原口 けれど、どうしてもそう見られるんじゃないかし
 ら。
  趣旨をはっきり書いておけばいいのかな。
洛陽 まあ投稿してくれるひとはそうは思わないだろう
 けど、こっちとしては面白くないものを蹴るんじゃな
 く、面白かったから載せてみたいと思った。というこ
 となんだよね。
原口 そうはっきり書いておきましょう。やることにな
 ったら。
洛陽 だから例えば同じ作品を原口くんが取ってもぼく
 が取らなかったりしてもいいでしょ。
原口 や、わかってますよ。
洛陽 うん どうしてもぼくは痙攣の総意でやってると
 思われると面白くないなと思えてね。
原口 ぼくもそう感じますね。
洛陽 作品を数値化できないってことだよね
原口 いいとか面白いとかそういう感覚は、量に換算で
 きませんからね。多数決とか、そんなもので遠心力を
 生み出したくない。
洛陽 うんうん。
  ここでさ 同人として誘いたい人の個人名を挙げて
 みたいよねえ。。。
原口 難しいなあ。言い出しっぺから、どうぞ。(笑
洛陽 いいのかな。難しいとこだよね。
  とはいえ、いまのところ心当たりがなかったりする
 んだよね。
原口 心当たりには、断られましたからね。(苦笑)
洛陽 あはは(苦笑)
  できれば、詩以外で同人が増えると嬉しいよね。
原口 そうですねえ。様々な方法の実践の場でありたい
 なあ。
洛陽 写真、絵、音楽、散文、評論
原口 個人的な話ですけど、ぼくは第二期では批評を主
 に書くつもりです。
洛陽 なるほどなるほど
   ぼくは詩以外はできないからなあ
原口 絵描いてたじゃないですか。写真も。
洛陽 あれはもういい(笑
  こそこそと自分だけで楽しむ(笑)
原口 (笑)
洛陽 でもね、痙攣を何かに特化したくないのは確かな
 んだよ。
原口 特化というのは、同人という形態をとっているだ
 けでも充分特化していると思うんですが。別の意味で
 すよね。何とか主義みたいな、そういう強い色合いを
 持たせたくないということでしょうか。
洛陽 うん。なんだか凝り固まったものはつまらなくて
 ね。詩を一生懸命やってるのは馬鹿らしい。
原口 そうですね。たかが詩ですからね。(されど詩)
洛陽 たまたまぼくは詩を書いてるから詩を考えるけど、
 それはたまたまであって、別のことをやってたらそれ
 を考えただろう。
原口 もちろんそうでしょうね。
洛陽 そのたまたまやってたものってのはなんでもいい
 のであって、もっと根っこの部分を大事にしたいって
 ことだね。表面的に、詩とは何ぞや、絵とは何ぞや、
 ということは考える瞬間もあるけれども、それよりも
 もっと底の部分を考えたいし考えるよりもただそうあ
 りたい。
原口 たったひとつの事実をですね。
洛陽 そういうことが出来る場所を 痙攣第二期で作れ
 たらいいんじゃないかな。もちろん 第一期がそうで
 はなかった ということではないけどね。
原口 また戻るでしょうね、ここではないここに。
  さて、そろそろ言い尽くしたんでしょうか。
洛陽 うん そうだね このくらい話したら読んでくだ
 さってる方々もいい加減疲れてきただろうしね(笑)
原口 ではお別れの言葉を。
洛陽 まあ、適当にやります。
   では、原口くんからは今後の意気込みを。
原口 ちゃんと食べて寝て、毎日おべんきょするように
 します。
  そんな感じで法螺も吹きつつお別れでしょうかね。
 ありがとうございました。
洛陽 痙攣U は2004年中には始動すると思います。
 ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございま
 した。