途中まで 歩幅がずれて 肩は並んでいた 知らない音楽を聴いていて 聞こえなかった 外したかったけれど知らなければならなかったから 知りたくはないけれど幸せそうに唇を動かしつづけているから 歌っているみたいで だから歌いはじめたのはきっとちがううただったからずっと知らずに 外さないでいて 交わらないでいることだけを聴いているから 聞こえないで走りだして歩幅をひろげて歌いながら肩は離れ幸せそうに遠ざかる唇の ちがううたはちがうままで歌いつづけて聞こえないのをずっと知らずに聴いているから知らず知らずに手をひろげて 手をひろげて 手をひろげて